新型コロナウイルスの感染拡大がビジネスのほぼ全ての側面に影響を及ぼす中、経済への影響を緩和しようとトランプ米政権の当局者らは、時に衝突しながらも政府の対策に協調しようとしている。だが、その協調は今のところ、組織化された対応というよりもその場しのぎの様相を呈しており、米連邦準備制度理事会(FRB)や議会民主・共和両党指導部との調整を経て政策を発表するといった古典的なやり方から逸脱している。米政権の経済対策とりまとめは、スティーブン・ムニューシン財務長官がドナルド・トランプ米大統領のトップ・エコノミストであるローレンス・クドロー米国家経済会議(NEC)委員長と共に行っている。ムニューシン氏は議会やジェローム・パウエルFRB議長と良好な関係を維持していると事情に詳しい関係者らは話す。
トランプ政権、新型コロナで試される経済政策の立案過程
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