新型コロナウイルス感染拡大で必要不可欠な医療用品が不足している事態を受け、世界中の多国籍企業や新興企業は、自社の最先端3Dプリンターを医療品製造に切り替える動きを強めている。  独シーメンスや米ゼネラル・エレクトリック(GE)のような産業製品の巨大メーカーや米HPをはじめとするハイテク企業、スペインのアエニウム・エンジニアリングのような3Dプリンター専門企業は、病院や医療従事者を支援するために自社の工学・製造能力を振り向けようとしている。