大事なことは、親はあくまでも脇役という意識 Photo:PIXTA

子どもが中学3年生になると、いよいよ高校受験の準備が本格化します。しかしその大事な時期に、親が間違った声かけをしてしまうと、思春期の子どもは自ら勉強するどころか宿題すらやらなくなってしまいます。そこで前回に続き、今回は思春期の子育てアドバイザーであり、サポートした親子は志望校への合格率97%という実績を持つ道山ケイ氏の新刊『高校受験 志望校に97%合格する親の習慣』(青春出版社)から、子どもが自発的に勉強を頑張るようになるために、親が心がけるべき3ステップを紹介します。

受験成功のカギは「子どもとの信頼関係」

 最初にすべきことは、親の愛情を的確に子どもに伝えることです。なぜなら、子どもは親から愛されていると感じると、日々の生活に不安を感じることがなくなるからです。その結果、勉強や部活など、子どもが頑張るべき行動をすることができるようになります。

 子どもの心には、親の愛情を受け止める容器があります。私はこの容器を「愛情銀行の預金口座」と呼んでいます。銀行にお金を預けると預金残高が増えるように、親の愛情が子どもに的確に届くと、愛情銀行の預金残高が増えていきます。子どもの受験を成功させたいと思ったとき、まずはこの預金残高を増やすことが最初のステップになるのです。

 預金残高が増えると、子どもは親のことを信頼します。すると、親の話を聞いてくれるようになるので、その結果、子どもが自ら勉強したいと思える進路を、一緒に探すことができるのです。