商社の英語術#4Photo:metamorworks/gettyimages

メールや社内文書などのフォーマルな文書で使われる英語とは全く違う、ツイッターやインスタグラムなどで使われる“SNS英語”。実は学校で習った口語に近い表現で、簡単に相手と意思疎通ができるツールとして活用が可能だ。英語が苦手な人こそSNS英語にトライ!

「週刊ダイヤモンド」2017年12月2日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの

堅苦しいメールにさようなら!
「英語初心者こそSNS」のススメ

「平素より大変お世話になっております」。ビジネスメールによくある定型文だ。こうした表現に象徴されるように、社用メールにはやや格式ばったところがある。ところが、LINEやフェイスブックなどのSNSのメッセージアプリならどうだろう。「いま、ちょっとよろしいですか?」。これぐらいの表現なら、失礼過ぎず堅苦し過ぎず、親しみやすくはないか。

 英語も同じだ。日本人がビジネス目的で英語を習得するときに、一番ニーズがありつつも、最初の関門となっているビジネスメール。だが、SNSの広がりで、簡単な英語表現でもビジネスで十分に活用できる場面が増えてきている。

 例えば、SNSなら、お決まりの書き出しや複雑な文型の依頼表現を使わずとも、学校で習った口語に近い表現で、立派に意思疎通が可能だ。英語に苦手意識のある人こそ、SNSを積極的に活用してみるのがいいかもしれない。