ソフトバンク#予告Photo:Tomohiro Ohsumi/gettyimages

コロナショックで、孫正義氏がかじを取る巨艦「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」が暗礁に乗り上げた。コロナ禍が長期化すれば沈没しかねない。カリスマ・孫氏の成功神話が揺らぐ中、緊急事態に突入したソフトバンクグループの本当の危機を描く。特集『ソフトバンク巨額赤字の惨禍』は、4月27日(月)から5月20日(水)までの全6回の連載で配信する。

#1 4月27日(月)配信
ソフトバンク7500億円大赤字、コロナ直撃で「本当の危機」はこれからだ

ソフトバンク#1Photo:Tomohiro Ohsumi/gettyimages

 新型コロナウイルス感染拡大で金融市場が混乱する中、ソフトバンクグループが、同社史上最大の最終赤字の予想を発表した。孫正義氏のソフトバンク・ビジョン・ファンドが計上する損失は年間1.8兆円。だが、コロナの衝撃の余波が広がるのはこれからだ。

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♯2 4月28日(火)配信
「孫さんのすごさは“逃げ”」ソフトバンク金庫番、戦略転換の内幕を明かす

ソフトバンク#2Photo by Masato Kato

 創業以来最大の赤字予想を発表したソフトバンクグループ。その後、メディアのインタビューに初めて応じた後藤芳光最高財務責任者(CFO)が、財務拡大路線からの「撤退」を宣言した。コロナショックを受けて、守りの財務に急転換した要諦を明かす。

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♯3 4月29日(水)配信
ソフトバンク10兆円ファンド崩落の序章、コロナ長期化でユニコーン壊滅

ソフトバンク#3Photo:Tomohiro Ohsumi/gettyimages

 コロナショックが長期化すれば、孫正義氏が10兆円ファンドで築き上げてきた「帝国」の崩落につながる。すでに孫氏が見込んだユニコーンたちはリストラに躍起。だが、コロナの衝撃で需要が消滅するベンチャー企業たちの生き残りの道は険しい。

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♯4 4月30日(木)配信
孫正義が挫折した日、コロナ前から始まっていた「天国から地獄」への道

ソフトバンク#4Photo:Tomohiro Ohsumi/gettyimages

 10兆円ファンドの好成績の勢いに乗った孫正義氏が、さらに10兆円の資金を集めて「2号ファンド」を立ち上げると表明したのは1年前。だが、そこから転落したのも速かった。ウーバーの上場低迷、ウィーワーク騒動を切り抜けてきた孫氏の強気の姿勢も、コロナの衝撃でついに挫折。天国から地獄に暗転した軌跡を振り返る。

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♯5 5月1日(金)配信
「縮むソフトバンク」資産切り売りで籠城、孫正義流・危機管理術の中身

ソフトバンク#5Photo by Reiji Murai

「逆張り投資家」の孫正義氏もコロナショックの暴風に逆らうすべはない。すでに、10兆円ファンドの新規投資を凍結し、虎の子の保有株を切り売りして籠城する撤退戦に切り替えた。その危機管理の深謀を解き明かす。

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♯6 5月20日(水)配信
ソフトバンク巨額赤字転落、孫正義氏が会見で見せた「虚勢と開き直り」

ソフトバンク#6Photo:NurPhoto/gettyimages

 5月18日、ソフトバンクグループが空前の最終赤字を明らかにして以後、孫正義氏が初めて公の場に姿を現した。10兆円ファンドの失敗とユニコーンの行方、グループ財務の危機管理……。未曽有のコロナ危機に直面したカリスマは何を語ったのか。

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Key Visual by Noriyo Shinoda

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