米国では肉不足でウェンディーズのようなハンバーガーチェーンが打撃をまともに受けている。今後、行きつけの食品スーパーの精肉売り場はどのようになるのだろうか。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)は米国の食肉加工工場の生産にブレーキをかけ、その結果、スーパーでは牛ひき肉や鶏胸肉といった人気商品の価格が上昇し、すぐ品不足になる状況だ。スーパー側はパニック買いを阻止しようと購入量を制限し始め、少なくとも5月いっぱいは断続的に品不足が続くとみている。食肉加工場から店頭に届くまでに遅延が生じていることを考えれば、これからの数週間、肉不足の傾向がさらに強まる可能性がある。それは買い物客には価格上昇と選択の幅が狭まることを意味し、植物由来の人工肉もしくは牛肉のサーロインのような比較的需要の少ない部位を選ばざるを得なくなるかもしれない。
米国の食卓でなぜ肉不足? 早わかりガイド
自宅で料理する人の増加で精肉需要が急増し、価格上昇や購入制限を招く結果に
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