増税後の正規料金を1枚あたりに直すと1万3940円のため、なんと約3000~4000円も安い計算になる。しかも、増税前の過去3年と比較しても最も安い。
次に新横浜~新大阪間を見ると、2017年に1万2650円、2018年に1万2800円、2019年(増税前)に1万2600円だった。それに対して、2020年5月現在は最安値が9170円、最高値が1万1900円である。(正規料金は1枚当たり1万3540円)。
新大阪まで片道1万円を切るとなれば今のうちに買っておきたいところだが、落とし穴もある。当然だが仕入れ数自体が少なく、しかも有効期限が5月、6月までと直近のものしかない。しばらく移動の自粛は続きそうなので、新幹線に乗れる日がいつになるかは未知数だが、どうしても出張へ行く必要ありという人は、タイミングさえあえば激安価格で買えるかもしれない。
コロナが収束しないと
保険料が上がる?
コロナの影響が出るのは、買い物価格だけではない。「外出自粛で交通事故が減ったから、自動車保険料は今後下がるのでは」などと言われている。しかし、下がる保険ばかりとは限らない。
もし、コロナが収束せずに患者が増え続ければ、医療保険の保険金支払いが増えることになる。各保険会社は新型コロナ対策として、病院への入院のほか、自宅療養やホテルなどでの宿泊療養も入院とみなし(医師からの指示を証明する書類などが必要)、入院日額を支払うとしている。
また、電話やオンラインによって医師の診療を受けた場合も、通院給付金の支払い対象にするとした保険会社もある。コロナ以前では入院の短期化が進み、「時代遅れの保険」と思われていた入院給付主体の医療保険が急に主役になった。