ビジネスチャットツールを手掛ける米スラック・テクノロジーズの最高財務責任者(CFO)は、顧客獲得に向けた投資継続と顧客からの延滞金回収とのバランスをうまく取ろうとしている。同社によると、新型コロナウイルスの流行に伴うロックダウン(封鎖措置)が導入されて以降、自社サービスへの需要が大きく伸びた。だが顧客の事業失敗や雇用喪失による影響も受けている。4日に発表された2-4月期(第1四半期)決算によると、団体契約は9万件増で、20年1月期通期の増加分を上回ったが、そのうち有料サービス契約は1万2000件にとどまった。スラックを利用する75万超の団体のうち、有料契約の割合は約16%となっている。売上高は前年同期比50%増の2億0170万ドルだった。
米スラック、新規顧客獲得と延滞金回収の両立目指す
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