コロナ時代の保険商品ランキング#13

不要不急の外出自粛要請でストレスを抱え込む中、癒やしを求めて犬や猫のペット人気が再燃。歩を合わせるようにして今、注目を集めているのがペット保険だ。そこで特集『コロナ時代の保険商品ランキング』(全13回)の最終回となる#13では、補償内容や保険料の相場など、大手の商品を中心に詳しく解説する。

「週刊ダイヤモンド」2020年7月4日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

コロナ禍が市場拡大を後押し
ペット人気で普及率に弾み

 毎年10%以上の高成長が続くペット保険市場。3月以降、コロナ禍が企業活動や個人の消費行動に大きな影を落とす中でも、需要拡大のペースは衰えるどころか、加速しているようだ。

 背景にあるのは、ペット人気の再燃。各社によると、3月以降外出自粛によるストレスが鬱積する中で、「癒やし」を求めて犬や猫をペットショップで買い求める人が増えているのが、主な要因という。

 犬と猫の飼育数は、民間調査で約1800万匹とここ数年頭打ちが続いていたが、人気再燃でペット保険のさらなる追い風となりそうだ。

 ペット保険は、動物病院への通院や入院、手術によって支払った費用の一部を補償する商品で、次ページの比較表にあるように費用補償の割合を、7割と5割から選択できるものが多い。保険料の相場は、7割補償プランで3000円前後。比較表では飼育数が多いトイプードルを対象に試算したので、参考にしてほしい。