がんは治療の進歩により不治の病とはいえなくなったが、治療にお金がかかる。その中でがん保険は、診断されたら一時金が払われるタイプと、治療方法に合わせて給付金を受け取るタイプの二つに大別できる。特集『コロナ時代の保険商品ランキング』(全13回)の#6では、その「がん保険」のランキングをお届けする。保険のプロ25人はどの商品に軍配を上げたのか。
がん保険ランキング
保険のプロ25人が選んだのは?
がんは、治療技術の進歩により、かつてのように不治の病ではなくなった。だが、それでも治療にかかるお金と時間の負担は依然として大きい。そんながんへの保障に特化した医療保険が、がん保険だ。
商品ごとの保障内容の差がなくなりつつある医療保険に対して、がん保険の保障は二つに大別される。「診断一時金タイプ」と「治療給付金タイプ」だ。診断一時金タイプとは、がんと診断されると100万円などのまとまった給付金が一度に支払われるがん保険で、使途は問わないのが特徴だ。
片や治療給付金タイプは、抗がん剤治療などの化学療法をはじめ、治療方法や治療期間に応じて給付金が支払われる。保険料は比較的安いが、治療法の変化に対応しづらいというのが欠点。しかし、どちらのタイプも特約で、一時金と治療給付金の双方を得られるように設計できるのが一般的だ。
では、保険のプロ25人が選ぶがん保険ランキングを見てみよう。