最速予測!
22年卒就活カレンダー

 コロナ禍で企業業績の先行きが不透明な中、22年卒の就職・採用活動について見通すのは非常に難しいが、編集部では各方面への取材や谷出氏の調査を基に、現時点での就活スケジュールを予測してみた。それが下記の就活カレンダーだ。

 これまで見てきたように、22年卒の就職・採用活動は、21年卒の採用活動が長引いているため後ろ倒しになっている。インターンシップの山は、9月と12月になる見込みだ。

 一方、インターンシップ参加者への内定出しのピークは4〜5月から3月へと前倒しになると予測される。つまり、全体として22年卒の就活は例年並みのスケジュールに戻るイメージだが、21年卒と比べて短期化・集中することは間違いない。

 ただし、上図の早期選考開始と内定出しの時期はあくまでインターンシップ参加者が対象なので、それ以外の一般的な採用ルートでの選考や内定出しは、インターンシップ参加者より後ろにずれる可能性はある。いずれにせよ、スタートが後ろ倒しになっているのだから、21年卒と比べれば短期化・集中するとみていいだろう。

 では、22年卒の学生は今から何をすべきなのか。谷出氏はこうアドバイスする。

「就活生は自分が知っている範囲からしか企業を選べない。オンラインを含め、人や情報に出合うために行動してほしい。そのときに、興味のある業界や企業から調べるのもいいが、全く聞いたこともない業界や企業を知ってみようとしてほしい。思いがけない発見があるかもしれない。まだまだ時間の余裕はある。ただ、思い立ったら明日からではなく今日から、今から、始めてみよう」