品薄状態のときはあんなに手に入れたかったマスク…行き渡って1カ月もすれば、コロナ疲れと相まって「マスクをするのが、しんどい」という雰囲気が漂い始めている。実際、暑い時期のマスクに慣れている人ばかりではない。マスクに踊らされる人々の声を集めた。(フリーライター 鎌田和歌)
慣れない真夏のマスク
一時期のマスク入手困難の状況はどこへやら、今やどこでもマスクが手に入れられる状況になった。薬局の品薄状況も改善され、ネットでも在庫が復活。近所の雑貨店や時には飲食店でも「手作り布マスク」が売られていたりする。
わが家でも一時期は、不織布マスクを数日間付け続けたりすることがあったものの、その後親戚から送ってもらったり、ネットで購入したりで、布マスクから黒マスクまで各種在庫が豊富な状況となった。
しかし人間とはワガママなもので、足りるとなったらなったで今度は「もうマスクに飽きたな」と思うものである。季節は梅雨。これから夏になる。この季節に道を歩く人の多くがマスクをしているというのは、日本の長い歴史を振り返ってもなかったことだろう。当然、マスク装着のストレスは人々の心身に積み重なる。
マスク生活をどう感じているのか、その声を集めてみた。