本に付箋を貼って脚本づくり アニメ動画づくりは辛い時もあった

本を読むときは、動画で紹介することを想定しながら「面白い」と感じた箇所に付箋をたくさん貼っていきます。一度読み終わったら、今度は付箋を貼ったところをもう一度読み返しながら、スマホのメモ帳アプリに脚本を打ち込みます。この脚本が自分で読み上げる音声になります。
脚本を自分で読み直しながら何度も修正し、次にマイクを使って音声を吹き込む。編集は最後に行います。
脚本を見ながらパソコンのソフトウェアを使って動画を作るのですが、始めたばかりの頃は編集に15時間もかかっていました。慣れてきても、長いときは12時間もかかっていたんじゃないかな。朝は3時起きですよ、正直しんどい時もありましたね(笑)。負担が大きい作業なので、今は僕は脚本作りに専念して、編集は外注しています。
動画に対して「本買ってみました。読んでよかったです」「私のバイブルになりました」とダイレクトに感謝のコメントをいただけると、小さくガッツポーズしたくなるほど嬉しいですね。
学識サロン流、ファンを増やすテクニック
その(1) 最初の1分で面白さをアピール

最初の1分間で「この動画がいかに面白いか」をアピールするため、僕は動画の冒頭で一番伝えたいことを明示します。紹介する要素を2、3個に絞り、それを動画冒頭で目次として出す形です。
その本を読むメリットも冒頭に必ず入れます。例えば「この本を買えば、コミュニケーションが何倍も円滑になります」とか。
そうしないと動画の価値が伝わらず、視聴維持率も下がってしまうんです。
その(2) 自分のエピソードや考えを入れて「ファン」を作る
本を紹介するチャンネルはたくさんあるので、単なる内容紹介だけで差別化するのは難しい。だから、自分のエピソードを挿入し、本で学んだことからどんな成功・失敗があったのかを伝えます。エピソードがない場合は、自分なりの考え方を入れています。これをすることで、チャンネルの「ファン」になってもらうことができます。
その(3) 二人称の呼びかけと「?」で視聴者を惹きつける
「皆さん」という不特定多数への呼びかけは使わず、「あなた」と二人称を使って視聴者に語り掛けるようにしています。親近感を持ってもらうのが狙いです。
疑問符も多く使っています。「あなたはどう思いますか?」と問いかけを入れると、単に聞くだけのセミナーとは違って、視聴者が自分で考える時間が生まれるので頭に入りやすくなるんです。