米連邦準備制度理事会(FRB)は28~29日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、さらなる景気刺激策の方策について話し合う。ただ、当局者は新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)が米経済に及ぼしている影響をさらに見極めるまで、政策の現状維持に異論がないことも示唆している。  FRB当局者のインタビューや公開発言からは、FOMCでの討議次第で、いかに迅速に計画をまとめられるかが決まる可能性がうかがえる。計画は今秋、9月かそれ以降のFOMCで発表されるだろう。  方策を巡りFRB当局者が熟慮すべき課題は3つある。