太陽光や風力など環境に優しい「グリーンエネルギー」が、ポストコロナの成長戦略として世界で主役に躍り出ている。欧州では経済立て直しのために設立された復興基金の一部が投資に当てられ、米大統領選挙でもグリーンエネルギー政策は争点になる。ブームに乗り遅れまいと、日本も老朽石炭火力発電を“退場”させ、グリーンエネルギーを柱に据えようと動く。エネルギーの主役がシフトし、「新世紀」を迎える中で、日本で洋上風力発電バブルに火が付いた。特集『洋上風力会戦 グリーンエネルギー新世紀』は8月17日(月)から22日(土)までの全6回でお届けする。(ダイヤモンド編集部 堀内 亮)
#1 8月17日(月)配信
アップル、アマゾンが日本の洋上風力発電を「コスト度外視」で品定めする理由
米アップルや米グーグルといったITジャイアントが「コスト度外視」でグリーンエネルギーを拡大しようと突っ走っている。アップルはすでに日本で太陽光発電プロジェクトに出資しており、次は洋上風力発電プロジェクトに狙いを定める。
#2 8月18日(火)配信
三菱商事?東電?大林組?洋上風力発電「受注バトル」初戦の勝者を大胆予想
洋上風力発電の“銀座”と化す秋田県では、大林組や住友商事、中部電力などのプレーヤーが地元の有力者を取り込もうと激しいつばぜり合いを演じていた。秋田県を含む国内4エリアで実施される洋上風力発電プロジェクトを物にするのは誰か。「第1ラウンド」の勝者を大胆に予想する。
#3 8月19日(水)配信
丸紅の秋田・洋上風力発電プロジェクト「初潜入」で見つけた成功の鍵
日本で初めて商業化される丸紅の大規模洋上風力発電プロジェクトが秋田県の秋田市と能代市で動きだした。国内メディアとして初潜入し、プロジェクト成功の鍵に迫った。
#4 8月20日(木)配信
洋上風力発電・国産化構想の密かな大本命、三菱重工の「あの生産拠点」
国策として「主力電源化」を目指す洋上風力発電に米中貿易摩擦の余波が押し寄せる。そんな中、政府主導により、発電施設に使う部品を国産化する構想が議論されている。ここで生産拠点として密かに大本命になっているのが、三菱重工業の「ある生産拠点」だ。
#5 8月21日(金)配信
石炭火力発電退場の舞台裏、経産省と環境省「犬猿コンビ」が組んだ理由
環境破壊の悪者と名指しされていた石炭火力発電が、とうとう“退場”を迫られることになった。その裏では、これまで水と油の関係であった経済産業省と環境省が、グリーンエネルギーを拡大すべくタッグを組んでいた。
#6 8月22日(土)配信
商社・ゼネコンが電力会社に下剋上!グリーンエネルギーで「序列崩壊」
原子力発電所など旧来の電力ビジネスでは、東京電力ホールディングスなどの大手電力会社がヒエラルキーの頂点に立ち、総合商社やメーカー、ゼネコンに幅を利かせていた。グリーンエネルギー新世紀の到来によって、そのヒエラルキーが崩れる日がやって来る。
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