”アベノミクス景気”の山
2018年10月と認定で“不満”
内閣府は2018年10月を景気の「山」に認定したが、政治サイドからの評判はよろしくないようだ。
アベノミクス登場とともに景気は底打ちし、「戦後最長の景気拡大」を続けているというシナリオで来ていたのに、それがついえてしまった。せめて、新型コロナウイルス感染の広がりという100年に一度の世界的惨事に見舞われ、景気は後退するに至ったというシナリオに変更しようと思ったら、それもできなかったということのようだ。
怒りの矛先は、景気の山谷を決定する景気動向指数や景気基準日付の判定手法の見直しに向かっているが、それは筋違いというものだ。
メリハリが効かなくなった景気
景気の山谷の判断難しく
景気動向指数や景気基準日付の判定手法は見直しが必要という認識は、もともと民間のエコノミストの中にもあった。