モンスト
写真提供:ミクシィ

2000年代後半、かつてはSNSの先駆け的存在として君臨するも、ツイッターやフェイスブックなど“黒船”の襲来によって徐々に衰退していった「ミクシィ」。その後、紆余(うよ)曲折を経て約10年がたち、今年6月に同社は東証1部上場を果たした。“奇跡の復活”を遂げることができた理由を、ミクシィの木村弘毅社長に聞いた。(フリーライター 岡田光雄)

赤字に転落するも
5年連続の黒字回復

「ミクシィ」という社名を聞いたときに、同社のサービスといえば何を思い浮かべるだろうか。2004年にサービス開始したSNS「mixi」や、13年にリリースしたスマホゲーム「モンスターストライク」(以下、モンスト)など世代によってさまざまだろう。

 フェイスブックやツイッターが隆盛を極めていた13年以降、同社はSNSプラットフォームとしての力を失い、一時は赤字に転落した。

 しかし、ここ6年間は黒字が続いており、今年3月期の売上高は1121億7100万円。先日発表されたばかりの4~6月の連結決算でも、売上高293億円(前年同期比41.3%増)、営業利益74億円(同4.7倍)、純利益48億円(同4.4倍)と大幅な増収増益だ。

 そんなミクシィは、新型コロナウイルスが猛威を振るう今年6月、マザーズから東証1部へと市場変更すると発表した。