米フェイスブックは7日、11月3日に選挙の投票が締め切られた後、米国での全ての政治・社会問題の広告掲載を無期限で停止すると明らかにした。選挙関連の混乱や乱用を避けるため。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は9月、投票日までの1週間は新たな政治広告を禁止するとともに、候補者の早過ぎる勝利宣言には注意喚起すると発表していた。同氏はこの時、大統領選挙戦での分断や結果判明が遅れる可能性を踏まえ、社会不安が生じるリスクの高まりを懸念していると述べていた。同社は最近、選挙関連の方針をさらに変更することはない見通しだとしていた。だがここ数週間、選挙を巡る緊張が高まっている。ドナルド・トランプ大統領が投票結果を受け入れるかについて明言せず、共和・民主両党とも投票所の監視に過去最多のボランティアが参加したと公表している。選挙法の学者や投票権を守るためのグループは、こうしたことが混乱や有権者への脅しにつながる可能性があると警鐘を鳴らしている。
フェイスブック、大統領選後も政治広告を停止
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