大阪維新の会,松井一郎,吉村洋文
大阪都構想の是非を問う住民投票での敗北を受けた記者会見を終え、会見場を退席する大阪市長の松井一郎(右)と大阪府知事の吉村洋文 Photo:JIJI

「これだけ大きな戦いに2度挑み、2度負けた。政治家としてはけじめをつけなければなりません。市長の任期をもって僕の政治家としての任期は終了とします」

 大阪維新の会代表で大阪市長の松井一郎は、大阪都構想の是非を問う住民投票で2度目の敗北が決まった11月1日深夜、自らの政界引退を表明した。ただし市長の残り任期は全うするというもので、結果に対する責任の取り方としては中途半端な印象を残した。

 5年前の1回目の住民投票で敗れた際、当時の大阪市長、橋下徹はその責任を取って政界を引退した経緯がある。そのこともあったのだろう。松井は政界引退に先立って、大阪維新の会の代表を退く意向を固めたとのニュースが報じられた。二段構えの引責といっていい。松井には国政政党としての日本維新の会の代表という顔もあるが、こちらは次の衆院選挙までは代表の地位にとどまる見通しだ。