「頭がよくなる」「運動神経がアップする」「認知症を予防できる」「集中力が高まる」「ストレスが減る」「記憶力が増す」など、人間の能力が飛躍的に向上する唯一無二のメソッド「ライフキネティック」。新しい動きを次々とすることで脳のネットワークを増やし、脳が活性化する手法だ。1日10分、1週間で60分でやればOK。「間違えることがいい」という驚異的な脳トレ『Life Kinetik® 脳が活性化する世界最先端の方法』が刊行! 今回は、脳の活動が思春期の頃には鈍くなっていくのに対し、何をすれば、それを変えられるのかについて触れる。誰でも持っているものなので、大人になってからも大丈夫、本書の一部を抜粋して紹介する。

脳の活動が鈍くなったときの対処法Photo: Adobe Stock

脳の活動は、成長するにつれてブレーキがかかる

 感情とモチベーションをつかさどる脳の領域は、子どものときには神経可塑性が存分に発揮され、神経回路を自由に変化させています。

 しかし、その脳の活動は、成長するにつれてブレーキがかかるようになり、思春期にはすでにかなり鈍くなっています。そのため、感情レベルと人格は固定されやすいのです。とはいっても、この領域の神経可塑性が完全に失われることはないため、大人になってからも感情の持ち方や人格を変えることはできます。

 知らないことを学ぼうと思わなければ、新しいことを始めることはできません。ですから、新しいことを始めるときに、「感情」を利用するとよいのです。

 気分がよいときのほうが、さまざまな状況に対応していかなければいけないと考えることができます。このことは、新しい人間関係を築く場合にもいえます。そして、考えることは楽しいことだと、心から思うことが大切です。そうすれば、「考える器官」である脳に負荷をかけ続ける心の準備ができます。

 ただ、人間は基本的に習慣に従って行動しようとするため、このような感情を持って新しいことを始めることはなかなかできません。

 ですから多くの場合、変わることはポジティブなことだと気づくように、そのためのきっかけを外側から与えてもらう必要があります。

 まさに、これがライフキネティックの大きな役目なのです。

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