2020年もあとわずか。コロナ第三波が到来する中、ビジネスパーソンの中でも、リモートワーク大歓迎の「リモート強者」とリモート化になじめない「リモート弱者」に二極化しつつある。
あなたは「リモート強者」か?「リモート弱者」か?
そんな時、心強い味方が現れた。平塚知真子氏だ。
平塚氏は、Googleが授与する資格(Google認定トレーナー/Google Cloud Partner Specialization Education)を2つ保有する国内唯一の女性トレーナー経営者。
初の単著『Google式10Xリモート仕事術──あなたはまだホントのGoogleを知らない』(11/25刊)が発売たちまち重版。大胆にもGoogleの70近いアプリを「10」に厳選。「10%改善するより10倍にするほうがカンタン」というGoogle急成長の秘密「10X(テンエックス)」で成果を10倍にする「10X(テンエックス)・10(テン)アプリ」をフルカラーで初めて公開した。
“日本一のマーケッター”の神田昌典氏(マーケティングの世界的権威ECHO賞・国際審査員)も「こんな使い方、あったのか」と絶賛するノウハウとはどんなものか(12/11リードフォーアクション主催の「読書会」案内はこちら)。
では、“リモート弱者”が“リモート強者”になる、誰も教えてくれなかった方法を紹介しよう。
★質問
どこかに優秀なAI秘書っていませんか?
僕の上司はパソコン作業が苦手です。必要なメールが見つからず、「あのメールどこいったっけ? もう一度送ってくれない?」と毎日のように聞いてきます。
僕は部長の秘書ではありません!
上司が必要なタイミングでメールを探し出してくれるAI秘書ってどこかにいませんか?
☆回答
Gmail なら、「AI秘書」を標準装備しています。
届いたメールを、優先順位や案件ごとに整理整頓するスキルはリモート強者に必要不可欠。
とはいえ、大事なメールが埋もれてしまって、部下やチームメンバーに再送してもらった、という経験は誰しもあるかと思います。
マッキンゼーの調査によれば、一般的なビジネスパーソンは、毎日120件の新しいメールを受信。そのうちの25%に返信し、平均37%のメールの返信を後回しにしています。
受信トレイには平均200件を超えるメールがたまっています。
1件当たり4秒をかけて件名を読むと仮定すると、返信の際に、該当するメールを既読メッセージの山から探すだけでなんと毎日【27分】を浪費していることになります。
つまり、1ヵ月の勤務を20日とすると、540分(9時間)。丸1営業日を無駄にしていることになります。
あなたは、いかがでしょうか?
「ビジネスメール実態調査2020」によると、仕事で使用しているメールソフトは「Outlook(Office 365を含む)」(50.52%)と「Gmail」(38.40%)の2強時代。
すでに Gmail を使っている方も多いでしょう。
ところが、Gmail には「AI秘書」ともいうべき、便利な機能を標準装備しているのですが、その機能を知らずに利用していない方も多いようなんです。
重要なメールを埋もれさせない Google のAI機能が「通知機能」と「スヌーズ機能」です。
まず、モバイルの Gmail アプリでは、「重要メールの通知機能」が利用できます。
設定すると、 送信されたメールのメッセージを Google のAIが優先順位の高いものかどうかを内容から判別し、知らせてくれます。
これは、Gmail を使えば使うほど、精度がよくなっていきます。
重要なメールをうっかり見落としてしまうことを防ぐことができます。
ぜひ設定しておいてください。
また、「返信するメールを提案」する設定を有効にしておくと、返信し忘れた可能性のあるメールが受信トレイの上部に表示されます。
「フォローアップするメールを提案」を設定しておくと、送信済みメールのうち、対応が必要な可能性のあるメールが受信トレイの上部に表示されます。
もう1つは「スヌーズ機能」です。
「このメールは、期日が先だから、あとで対応しよう」というメールにぴったりです。
〆切が少し先の回答しなければならないアンケートや、顧客へ提出する資料の内容など。対応しなければならないけれど、今じゃない。
そんなメールを埋もれさせない、忘れさせないための機能が「スヌーズ」です。
指定した日時に再度、メールの受信トレイの先頭に表示されます。
このように、ふだんなにげなく使っているGmail には、知ればもっと便利な機能が他にもたくさんあるのです。今回、こうした知っておくだけで生産性が劇的向上する Google アプリの使い方を紹介する『Google式10Xリモート仕事術』を書きました。ぜひご活用ください。