いよいよ2021年が始まった。コロナ第三波が到来する中、ビジネスパーソンの中でも、リモートワーク大歓迎の「リモート強者」とリモート化になじめない「リモート弱者」に二極化しつつある。
あなたは「リモート強者」か?「リモート弱者」か?
そんな時、心強い味方が現れた。
ITビギナーから絶大な信頼を得ている平塚知真子氏だ。
平塚氏は、Googleが授与する資格(Google認定トレーナー/Google Cloud Partner Specialization Education)を2つ保有する国内唯一の女性トレーナー経営者。
初の単著『Google式10Xリモート仕事術──あなたはまだホントのGoogleを知らない』が発売たちまち重版。12/18に日経新聞にも掲載された。
「10%改善するより10倍にするほうがカンタン」というGoogle急成長の秘密「10X(テンエックス)」で成果を10倍にする「10X(テンエックス)・10(テン)アプリ」をフルカラーで初公開。
“日本一のマーケッター”の神田昌典氏(マーケティングの世界的権威ECHO賞・国際審査員)が「全部無料! こんな使い方、あったのか」と大絶賛。曽山哲人氏(サイバーエージェント常務執行役員CHO)が「想像以上に知らない機能があった」、三浦崇典氏(天狼院書店店主)が「Google全70アプリのうち10アプリを使いこなして仕事を劇的に変える解説書。リアルよりも成果を上げる術を伝える“リモート強者”への指南書」というノウハウとはどんなものか。
では、“リモート弱者”が“リモート強者”になる、誰も教えてくれなかった方法を紹介しよう。
★質問
とても解決できそうもない問題が起きたとき、どうしますか?
新型コロナウイルスや自然災害など、今や、想定外の事態が次々起こり、世界は多くの問題を抱えています。そのほとんどが、簡単には解決できそうもない難問ばかりです。
世界中の質問に対する答えを出し続けている Google ではどんなふうに「問題」に取り組んでいるんでしょうか。
☆回答
「解決策」ではなく「問題」に恋をせよ
2019年に日本で初めて開催された Google 主催の「イノベーターアカデミー」。
テクノロジーを活用して難しい問題解決に取り組む教師をサポートする研修のなかで、冒頭、発せられたのは、こんな言葉でした。
Fall in love with the problem, not the solution
(解決策ではなく問題に恋せよ)
この言葉を聞いて、ドキッとしませんか?
最初聞いたときは、私も「えっ!なぜ?」と内心思いました。
しかし、この言葉をじっくり考えてみたら、確かにそうだと気づきました。
「問題」を直視するなんて、できればやりたくないことではないでしょうか。
でも、あえて問題から逃げないことが大事。
解決策を考える前にやることがある、というのです。
まず、なぜ、あなたはその問題を、問題だと考えているのか。
その問題は、本当に問題なのか。
問題だとすると、何が、どうして問題となっているのか。
自分の足と耳で情報やデータを集め、しっかりと多面的に考え尽くすことで、どう取り組めばいいのか、何を決断すべきかが次第に見えていきます。
ほとんどの人は、イノベーションが素晴らしいアイデアから始まると考えていますが、真実は違います。
それは、素晴らしい質問、つまり解決すべき問題から始まるのです。
つまり、問題をしっかりと定義しなければ、本当の意味での問題解決策を議論することはできません。
とはいえ、その問題は当事者にしか見えていないことが多いものです。
また、逆に当事者にはなぜか見えていないこともよくあります。
しかし、それを誰の目にもあぶり出すのが、現場の情報を共有する目的の一つだといえます。
情報を集め、分析、共有して、問題解決のスピードを上げていきましょう。
Google がナビゲートしてくれる考え方は、いつも新鮮でハッとさせられます。
こんな Google の考え方、 Google の社員が全員使うツールの活用方法を1冊の本『Google 式10Xリモート仕事術』にまとめました。ぜひご活用いただけたらと思います。