読書離れやデジタル化で、これまで議論が続いていた「図書館不要論」だが、コロナウイルスの影響で突然図書館が利用できなくなったら、実際にどうなったのか?一斉に長期休館した公共図書館の様子から、ニューノーマル時代に求められる図書館を考えてみた。

コロナ禍で変わった
公共図書館のイメージ

 コロナ禍前の公共図書館には、のんびりと新聞を読む高齢者や小さな子どもが母親と絵本を選ぶ姿があったり、週末には住民向けの読書イベントや読書サークル活動が行われたりと、地域によって温度差はあると思うが、のどかなムードが漂う公共施設だった。

  しかし、現在の公共図書館には緊張感が漂う。図書館カウンターにはコロナ対策として、飛沫拡散防止のシートが貼られ、入館口からは病院のようなアルコール臭がする。

 マスク着用は当然なのだが、館内でちょっとでも咳払いをすれは図書館スタッフが、こちらをチラ見する。子どもが貸し出しカウンターの前で、少しでも前に並ぶ人との距離を狭めて寄ってしまえば、「密です!」と注意の声が飛ぶ。

 今までとは違う、重々しい空気に図書館から足が遠のいてしまう子どももいるのではないかと心配してしまう。

 2020年4月から6月頃まで一斉に休館した図書館だが、こんな様子で12月現在はコロナの感染防止対策をとりながらほとんどが開館している。