発音は「口の形」で決まる!

 言語を問わず、すべての発音は口腔内の動きで決定づけられていきます。英語も、口形と舌の位置を習得していくことで簡単に発音できるようになります。

 例えば、「she」は口を横に引っ張って、日本語で普通に「シー」と発音するものではありません。子どもが騒いでいるときに、お母さんが唇を前に突き出し、人差し指を口の前に置いて「シー!」と言うのと同じです。

「シー」と「シー!」の発音変化を感じていただけましたか。

 口形を変えることで、舌の位置も連動して変わります。口腔内のスペースの変化とともに発音も変化するのです。口形と舌の動きを意図的に変化させることで、発音は劇的に変化していくのです。

 言語構成をロジカルに身につけることで、自信を持って安定した発音ができるようになります。

 本連載では引き続き、口形と舌の動きにフォーカスして、簡単にネイティブ発音ができる方法をお伝えしていきます。