JA陥落 農業沸騰#8
Photo by Hirobumi Senbongi,da-kuk/gettyimages

鶏卵生産大手の元代表が農相などに現金を渡した汚職事件で、自民党や農林水産省に激震が走っている。農林族議員は大御所クラスが相次いで失脚、農水省でも序列トップの事務次官まで減給処分を受ける事態になっている。特集『JA陥落 農業沸騰』(全21回)の#8では、人材が枯渇した農政の惨状をレポートする。(ダイヤモンド編集部 千本木啓文)

ユダ・西川氏の退任に農業団体が
喜んでいられない理由

 鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表による贈収賄事件(以下、アキタ事件)は、農業団体と政府与党との癒着ぶり以外にも、重大な事実を突き付けた。それは、農政を担う「人材の払底」である。

 アキタ事件により一部の自民党農林族と農水省官僚が失脚したことで、より政治家・官僚の人材の枯渇ぶりが鮮明になってしまったのだ。その惨状は目を覆わんばかりだ。