ウォール街で過労を強いられている投資銀行のジュニアスタッフに対して、たいていの人は親身な同情を寄せたりしないかもしれない。だが彼らの懸念は、この業界の利益急増に関する興味深い問題を投資家に提起している。特別買収目的会社(SPAC)などの活動が活発化している中で、ここ数週間、ウォール街の投資銀行でピッチやプロジェクション、プレゼンテーションにおけるプロセス業務の多くを担当している人々からの不満の声が複数報告されている。不満として挙げられているのは、親と同居しているようなケースでも、一日中在宅で仕事をしていることだ。各投資銀行は、追加ボーナス(フィットネスバイク「ペロトン」の支給というケースも)を出したり、金曜日の社内ズーム会議を禁止したりするなどの改善策を講じているという。
米投資銀行マンは過労状態、利益は持続可能か
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