飲酒運転の厳罰化により検挙件数の減少傾向が続いていたが、この数年は下げ止まり傾向にある。そこで、飲酒運転が多い都道府県はどこなのか、都道府県別にランキングしてみた。(ダイヤモンド編集部 松本裕樹)
全国検挙数の約1割を占める
沖縄県が断然トップ
2000年の検挙件数は27万超に上った飲酒運転(酒酔い運転および酒気帯び運転)。その後、厳罰化が進む中で年々減少し、2014年には10分の1の約2万7000件にまで縮小したが、その後は下げ止まり傾向にある。そこで、人口1000人当たりの飲酒運転検挙件数でランキングしてみた。
それでは気になるランキングを見てみよう。
※「飲酒運転検挙件数」「道路交通法違反検挙総件数」は警察庁「令和元年の犯罪」より。「総人口」は総務省統計局「人口推計」から。
ランキングでダントツとなったのは、沖縄県(1.532)だ。2位の茨城県(0.525)に約3倍の差をつけた。
検挙件数は2226件と、全国の検挙件数合計である2万5434件の約1割を占めている。
沖縄県は前回のランキングでも他の都道府県を大きく引き離してトップとなっていたことから、早急な対応が望まれる。
3位は山梨県(0.385)、4位は和歌山県(0.372)、5位は熊本県(0.354)。ここまでのトップ5県は、順位の入れ替わりこそあるものの、前回ランキングと同じ顔ぶれとなった。