株価指数連動型の積立投資に物足りないと感じているならVIX指数に注目 Photo:REUTERS/AFLO

 確定拠出年金(企業型、個人型)や「つみたてNISA(積立型の少額投資非課税制度)」などで株価指数(インデックス)連動型の定額積立投資をする人が、ようやく日本でもじわじわ増えている。投資の長期的な持続性とリスク分散の観点から効率的な資産形成の手法だ。

 その一方で、株式投資について関心がある人ほど、売買のタイミングを選ばず、銘柄も選ばないこの投資スタイルを「初心者向けの投資手法」だと思っている傾向がある。あるいはインデックス連動型で定額積立投資をしながらも、「これだけではちょっと物足りない」と感じている人も少なくないようだ。そこで今回は、ひと手間加えることで長期リターンを引き上げる簡単な手法を紹介しよう。

ただいま絶好調の米国株インデックス投信

 米国株価指数S&P500連動ファンドに私が初めてまとまった金額を投資したのは2006年から2008年だ。リーマンショックが起こった2008年、筆者は当時出版した著作の中で以下のように述べ、投資候補としてS&P500連動型投信の過去長期にわたるリターンの高さなどを強調した。

 「世間が『米国金融危機』『米国凋落』『世界株式崩壊』と騒いでいる今こそ株式やREIT投資の千載一遇のチャンスだという『黄金の波』を見ることができるかどうか、そう思った時に投資する余力があるかどうか、これが長期の資産形成で成功と失敗を分かつポイントとなるのだ。」(「今こそ知りたい資産運用のセオリー」2008年12月、光文社)。

 しかし当時、S&P500連動の投信を買う、あるいはそれで定額積立投資を設定する日本人はまだとても少数だった。ところが今や、オンライン証券の投資信託の買付けランキングを見るとS&P500など米国株価指数連動型の投信がトップに並んでおり、隔世の感がある(文末の補注1)。