――筆者のジェイソン・ツヴァイクはWSJパーソナル・ファイナンス担当コラムニスト ***  温暖化する地球を冷ますために人々の投資を活用するのは、米金融街で最も熱いアイデアの一つだ。  環境汚染の少ない企業への投資拡大を目指す低炭素ファンドは、ESG(環境・社会・企業統治)戦略ブームの一端を担っている。米ブラックロックは4月8日、ETF(上場投資信託)の「米カーボン・トランジション・レディネス・ファンド」を立ち上げた。投入初日としては30年近いETFの歴史で過去最大の約12億5000万ドル(約1400億円)が集まった。