米バイオ医薬品会社モデルナが開発している新型コロナウイルスワクチンのブースター(追加接種)について、同社のワクチンを接種した人で一部の変異株に対する免疫反応の改善につながったことが、研究の初期段階で明らかになった。同社が5日発表した。暫定結果ではあるが、通常のワクチン接種の数カ月後にブースターを接種することで、より感染力の強い変異株への免疫を高められる可能性を示すものとなった。この第2相臨床試験(治験)では、2回目のワクチン接種から6~8カ月程度たった被験者に、通常のワクチン「mRNA-1273」と、南アフリカで最初に発見された変異株「B.1.351」に対応した「mRNA-1273.351」のいずれかをブースターとして接種して調べた。
モデルナのワクチン追加接種、変異株予防に有望性
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