独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、従来型車で健全な利益を出しているが、現在の株価に見合うためには、それ以上のものを示す必要がある。VWが6日発表した1-3月期(第1四半期)決算は、営業利益が48億ユーロとファクトセットのコンセンサス予想である約43億ユーロを上回った。また、営業利益率の通期見通しを5.5~7%のレンジに引き上げた。これはVWが半導体不足の影響を過度に受けていないことを裏付けるものだが、さほど意外性はなかった。ファクトセットによると、アナリストは既に平均で6.9%の営業利益率を予想していた。そのため、株価はほとんど動かなかった。
VW好決算、テスラ打倒には難題も
EVに投資する資金はあってもソフトウエア人材は不足
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