米最大の石油パイプラインを運営するコロニアル・パイプラインがランサムウエア(身代金要求型ウイルス)による攻撃を受けパイプラインを閉鎖していたが、同社はその後ハッカーらに身代金を支払っていたことが分かった。事情に詳しい関係者らが明らかにした。支払い後にコンピューターシステムのロックを解除するための解読ツールを入手したという。  コロニアルはサイバー攻撃を先週受けてパイプラインの稼働を停止したが、12日には再稼働し、13日からは全システムでサービスを再開させると発表している。パイプライン停止を受け各地でガソリン不足が生じ、価格も上昇していた。