米証券取引委員会(SEC)は、特別買収目的会社(SPAC)の投資家を保護するための新たな措置を検討している。昨年、SPACが急増したことを受けたもの。SECのゲイリー・ゲンスラー委員長は、26日に下院歳出委員会の公聴会に出席し、SPACに関する新しい規則やガイドラインを検討していると証言する予定。ゲンスラー氏は、SPACの構造が小口投資家を適切に保護しているかを調べる。過去1年間にSPACを利用して上場した企業には、電気自動車(EV)メーカーのローズタウン・モーターズやフィスカー、電動トラックメーカーのニコラなどがある。二コラを巡っては、SECとマンハッタンの連邦検事局が調査しているほか、空売り業者が同社の技術に関する主張に疑問を呈している。