【ワシントン】ジョー・バイデン米大統領はインフラ投資計画を巡る共和党との交渉で、これまでの主張を下方修正し1兆ドル(約110兆円)の新規支出を提案した。事情に詳しい複数の関係筋が明らかにした。ただ、民主・共和間の主張には依然大きな隔たりがある。  バイデン氏は2日午後、共和党のインフラ投資法案を取りまとめているシェリー・ムーア・カピト上院議員(ウェストバージニア州)とホワイトハウスで会談。その場で1兆ドルの譲歩案を提示しつつも、法人税増税で原資を手当てする考えに変わりがないことを伝えた。