セール時期も買い時!
ただし、夏のエアコン買いには要注意

 次に、セール時期も買い時だ。7月と12月のボーナス商戦のほか、1月の初売り、3月、9月の決算セール(2月と8月のチェーンもあり)など、狙い目はたくさんある。その時期にちょうど安くなった製品を狙うのがおすすめだ。

 しかし、注意してほしいことがある。

 これから日に日に暑くなっていくため、エアコンを買い替えたいという人も多いだろうが、エアコンは基本的に秋から春にかけてモデルチェンジが行われるため、夏の時期はあまり買い時ではない。

 最新モデルを購入するという意味では価格も落ち着いている時期ではあるのだが、6月に入って夏日のような暑い日がちらほら出てくるようになると、夏に向けてエアコンの買い替えが進んでいき、6月末くらいになるとエアコンを買えても工事日の予約が取れないこともあるからだ。

 どうしても夏前に買い替えたいという人を除き、次のモデルが出る秋くらい(型落ちになる時期)に狙うのをおすすめしたい。

 一方、大型冷蔵庫やテレビ、BDレコーダーの春モデルはある程度価格が落ち着くので、欲しいモデルがあるのであれば購入して後悔はないだろう。

フルモデルチェンジ製品なら型落ち“直前”でも買い

 最も家電をおトクに買える時期は3つめの「モデルチェンジ時期」だ。

 多くの家電製品、特に高額モデルであればあるほど、2年ごとくらいにモデルチェンジが行われる傾向がある。目玉的な機能を搭載して大々的に発表した次の年はマイナーチェンジを行い、また次の年に向けて目玉機能を仕込むというようなサイクルになっているのだ。

 もし購入を検討している製品が明らかにフルモデルチェンジしたような魅力的な機能を新搭載したのであれば、数カ月たって型落ちになる前に購入してもほぼ後悔はないだろう。しかし、その前の年にフルモデルチェンジをした製品の場合、次に出てくる製品は大きく変化を遂げる可能性がある。そのあたりの情報は、ぜひ購入検討時に家電量販店の店員などに聞いて確認することをおすすめしたい。

 つまり、次の2ポイントを押さえておくと良い。

・その製品がフルモデルチェンジしたものなら“買い”
・その製品がマイナーチェンジしたものなら“待ち”

 家電製品は「買いたいとき」「壊れたとき」が買い時だが、やはり最もおトクかつ納得して買えるのは「新製品情報を入手してから型落ち品を購入する」ということに尽きる。

 型落ち品を購入する場合は、その前に新製品の情報をプレスリリースなどで入手し、どの機能がアップしたのか、どんな機能が加わったのか、デザインがどのように変わったのかなど、しっかりと確認することをおすすめする。プレスリリースは特に新しく加わった、変わった情報を優先的に網羅していて分かりやすいため、判断しやすくなるはずだ。