中国の配車サービス大手、滴滴出行(ディディチューシン)は、新規株式公開(IPO)の目標評価額を620億~670億ドル(約6兆9000億~7兆4000億円)に設定した。規制当局への最新の提出書類で明らかになった。  事情に詳しい関係者がウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に語ったところによると、完全希薄化後の評価額(通常、制限付き株式ユニットを含む)は700億ドルを上回る可能性がある。  2億8800万の米国預託株式(ADS)を発行する計画。公開価格が仮条件レンジ(13~14ドル)の中央値になると仮定すると、調達見込み額は39億ドルとなる。