米アマゾン・ドット・コムを自社製品やサービスの顧客として取り込むことを望むサプライヤーは、取引に仕掛けがあると気づくかもしれない。その仕掛けとは、アマゾンがサプライヤーの株式を大量に、場合によっては時価を大幅に下回る価格で取得する権利だ。  アマゾンは上場企業少なくとも12社と、株式を購入する権利(ワラント=新株引受権)を含む契約を結んでいる。これにより将来、時価を下回る可能性のある水準でサプライヤーの株式を取得することができる。証券当局への届け出や関係者へのインタビューで明らかになった。