司法書士の専業である登記申請。この登記マーケットに弁護士が起業したリーガルテック企業が参入し、司法書士会に緊張が走っている。特集『弁護士 司法書士 社労士 序列激変』(全19回)の#5では、過去、何度も職域を巡り、つばぜり合いを繰り広げてきた司法書士と弁護士の戦いの最前線をレポートする。(ダイヤモンド編集部 片田江康男)
司法書士vs弁護士の
第3ラウンドが勃発
司法書士は、またもや“シマ”を荒らされることになりそうだ。
幾度となく業務領域を巡って戦ってきた弁護士と司法書士。第1ラウンドの「埼玉訴訟」、第2ラウンドの「過払い金バトル」に続く第3ラウンドが、いよいよ本格化することになる。
ただし、今回の戦いは直接弁護士と対峙してきたこれまでのラウンドとは少し違う。相手はGVA TECH。GVA法律事務所の山本俊代表弁護士が起業したリーガルテック企業だ。
攻められる方の司法書士からは、すでに「かなりのインパクトがある」と、半ば白旗を掲げるような声が漏れているが、戦況はどのように進みそうなのだろうか。