中国のイメージが米国を下回っていることが、先進国17カ国で実施された世論調査で明らかになった。中国は新型コロナウイルス流行への対応について評価が上向いたものの、イメージに関する評価は引き続き過去最低水準にある。調査は米ピュー・リサーチ・センターが2~5月に、先進国の1万8850人を対象に実施した。それによると、「経済関係を強化したい国」として、回答者の大多数が中国よりも米国を選んだ。同社が6月上旬に公表した別の世論調査でも、トランプ政権からバイデン政権に変わってから米国の国際的なイメージが改善したことが示されていた。中国のイメージに関するこの調査結果は、中国が国外で行っている野心的な外交と国内での権威主義的な政策が否定的な見方につながっていることを示唆している。
中国のイメージ低迷「国民の自由尊重せず」 先進国世論調査
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