――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  どれほど熱心な映画ファンでも、シリーズ物には飽きが来る。映画館チェーンの投資家もその点は同じようだ。  米映画館チェーン大手AMCエンターテインメント・ホールディングスは、2500万株の新株発行計画に関する株主投票を取りやめると明らかにした。投票は29日に開催する年次株主総会で行われる予定だった。どうやらこの計画には、個人投資家が大半を占める新たな株主層から反対の声が噴出し、撤回に踏み切らざるを得なかったようだ。アダム・アロン最高経営責任者(CEO)は「多くの賛成、多くの反対」が寄せられたとツイートしていた。