人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)が今年、海外市場での新規株式公開(IPO)計画を無期限で延期していたことが、複数の関係者の話で明らかになった。中国当局からデータの安全性リスクへの対応を求められたことが背景にある。  関係筋によると、昨年12月の資金調達ラウンドで企業価値が1800億ドル(約19兆8000億円)とされたバイトダンスは、株式の全部または一部を米国か香港の株式市場に上場することを検討していた。