不動産投資#1Photo:PIXTA

不動産仲介を行う住友不動産販売が「物件情報紹介システム」を7月にスタートした。これにより各営業センターで物件を卸すのをやめ、本部に卸機能を集約する。実はこれ、社員個人によるキックバックを壊滅させるものだとささやかれている。特集『不動産投資 売りどき・買いどき』(全11回)の#1では、不動産投資家による覆面座談会の第1回をお届けする。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)

住友不動産販売が本部に新部署
仲のいい業者に卸すのをやめた

投資家A 不動産かいわいで今、一番の話題といえば住友不動産販売(以下、スミフ)でしょ。

投資家B そうそう。各営業センターが属人的に仲のいい不動産業者に物件を卸すというのをやらないことにしました。本部に専門の卸部署を新設して、そこが物件情報を集約して業者に一斉に案内し、卸すのは新部署からのみにする。

投資家C まさにここ最近に始まった話。