「数百万円を節約」できる3つの心がけとは写真はイメージです Photo:PIXTA

バーゲンで見つけた70%OFFの洋服、得した気分で購入したものの袖を通したのは1度だけ。このように、安さに釣られて無駄な買い物をしてしまうことは誰にでもあることです。しかし、お金がたまる人はこういった意味のない支出に痛みを感じ、だんだんと無駄遣いをしなくなります。日用品を購入するときも、安い商品を効率よく手に入れる方法を探したり、ポイント還元を活用することで、支出を減らすように心がけています。今回は、お金がたまる人が実施している「毎日の買い物を戦略的に変えて、お金をためる方法」についてお伝えします。(明治大学サービス創新研究所研究員 生方 正)

無駄遣いをすることの
数々のデメリットとは

 ある研究所の調べによると、「一世帯当たりの不用品を処分すると28万円になる」、そんなデータがあるそうです。モノにもよりますが28万円で中古品が売れるということは、購入に使ったお金は少なくとも10倍以上になるのではないかと思います。

 無駄遣いをすることのデメリットは、手持ち資金を減らすことだけにとどまりません。具体的には次のようなことが挙げられます。

●不用品が増えることで「モノを探す時間が増える」
●管理するモノが増えることで「整理整頓、掃除する手間を増やす」
●限られている部屋のスペースを狭めることで「快適性が損なわれる」
●自分や家族の能力を高めるための予算が減ることで「将来の可能性を摘む」

 無駄な支出を続けることは、お金がたまらないサイクルから抜け出せないことであり、自分や家族の可能性を摘む行為でもあることだと知る必要があります。一時的な心の満足を得るために無駄な支出をしていないか、改めて振り返ってみてはいかがでしょうか。