フェイスブックを再び「友達」にする時が来た。同社の予想株価売上高倍率(予想PSR)は、昨年8月に2年ぶりの高水準に達して以降、冬から春にかけて大幅に低下した。規制当局による脅しや、消費者のソーシャルメディア離れに加え、アップルのプライバシーに関する変更がもたらし得る悪影響といったことが背景にある。この数カ月はやや持ち直しているものの、投資家はまだ安心できないでいる。比較的お得な銘柄を探している投資家にとって、足元のフェイスブックは魅力的な投資機会と言える。同業のツイッターとスナップが先週発表した好調な決算に続き、フェイスブックが28日発表した4-6月期(第2四半期)決算も力強い内容だった。広告収入は56%増と、市場予想をやや上回った。前日にアルファベット傘下のグーグルが、市場予想を11%も上回る第2四半期の大幅増収を発表した後では、残念ながら太刀打ちできない。フェイスブックの株価は決算発表の直後、時間外取引で一時4%下落した。