「大変働きやすい会社です。子供を持つ女性でも、管理職に採用されている女性も多く、ロールモデルがとても多いです。フレキシブルな働き方や家での仕事(通称:work from home)も認められており個々の事情やワークライフバランスの実現がとてもかないやすい環境が整っています」(営業、女性、グーグル)
「男女の差がなく挑戦する機会がある。フルフレックス制度、テレワークなど柔軟に働く環境が整っており、出産などライブイベントを迎えてもやっていけそうに見える(以下略)」
(企画スタッフ、女性、リクルートマネジメントソリューションズ)
「育児休暇は取るのが当たり前の雰囲気になっており、非常に取得しやすい。時短勤務も可能。(中略)私の知る限り、女性だからといって評価を下げられる、仕事を与えられないといったことは一切なく、実力があれば男性以上に活躍できる」(総務、女性、サントリーホールディングス)」
女性活躍のために
本当に大切なこととは
いかがでしょうか。「女性だからといって区別されることはない」といった声に象徴されるように、女性たちが本当に求めているのは、女性活躍をお膳立てする目的だけの制度ではないことがわかります。彼女たちが評価するのは、男女関係なく挑戦・活躍でき、公正にキャリアアップの機会が与えられる企業風土と言えるでしょう。
女性を管理職に登用する数値目標を定めることは大事ですが、世の中の企業にとっての喫緊の課題は、女性の仕事に対するモチベーションを底上げするための地道な取り組みを、今すぐ始めることかもしれません。日本の企業社会が目指すべき女性活躍のヒントの一端が、今回のアンケートから垣間見えるようです。
(本記事はOpenWork[オープンワーク]からの提供データを基に制作しています)