さて、女性は子宮頸がんのリスクが落ち着いたら、40代になると乳がん、50代以降は男性同様に胃・肺・大腸がんが気になってきます。

 ぜひ、意識していただきたいので、わかりやすく一覧にしてみましょう。

[男性]の場合
・ 20~40代……がんのリスクは小。将来のがんリスクを小さくするため、タバコは吸わず、お酒はたしなむ程度、ストレスをためず適度な運動を習慣に
・ 50代以降……がんのリスクが上昇し始めるので、胃・肺・大腸がん検診を適切な間隔で受ける。定年退職後に健診や検診から遠ざかることがないように

[女性]の場合
・20~30代……子宮頸がん検診
・40代……乳がん検診
・50代以降……男性同様、胃・肺・大腸がんのリスクが上がるので検診を忘れずに

親から子へ、ぜひ検診のすすめを

 一家のお母さんがとにかく忙しいのは、重々承知しています。専業主婦が時間があるなんて勘違いもいいところで、子ども、夫、親の介護、地域と、異なる性質の案件を一気に回している敏腕営業ウーマンです。以前出演した番組で「検診の時間がない」とおっしゃる主婦のスケジュール帳が、本当に隙間なく土日も関係なくビッシリ埋まっているのを見て仰天しました。

 ご自分のことを後回しにしているのもわかります。それでも、お母さんご自身も含めて、家族のがん検診の指揮官になってもらいたいと願わずにはいられません。どら息子を「酒、タバコやりすぎや!」と、どやせるのはお母さんだけ。20代の娘さんに「お母さんからのお願いや。子宮頸がんの検診、受けて」と強くすすめられるのはお母さんだけ。海外で若い女性の子宮頸がんの受診率が高いのは、お母さんからの習慣もあります。