育児の中でも、子どもの睡眠問題で悩んでいる人はたくさんいます。乳幼児睡眠コンサルタントの和氣春花さんによると、わが子を何とか眠らせようとして逆に眠りを邪魔する行為をしていることも少なくないそうです。スムーズな眠りのためには、正しい知識が大切です。そこで今回は、和氣春花さんの著書『すぐ寝る、よく寝る赤ちゃんの本』(青春出版社)より、赤ちゃんの眠りを邪魔してしまうNG行動などについて紹介します。
赤ちゃんが寝ないのは、寝かせ方を知らないだけ!
いま、子どもの寝かしつけで苦労されているママやパパ。毎日、仕事に育児に大変な中、赤ちゃんの睡眠問題は本当に死活問題です。私自身、娘が赤ちゃんだった頃は本当に悩みました。どうしてうちの子だけ寝ないの?と周りと比較して、「寝てくれないのは個性」「自分も夜泣きをしていたから、この子にも夜泣き体質が遺伝している」…そんなふうに考えながらも、毎日夜がくるのが怖くて涙する日々を送っていました。
そんなあるとき、睡眠の知識に出会って世界が変わりました。娘が寝ないのは、ただ私が「寝かせ方を知らなかった」だけでした。かつて私を困らせた娘は、4歳になるいまは1人寝てくれる「セルフねんね」ができています。
その経験から、私は「もっと正しい睡眠の知識を日本の親たちに広めたい!夜泣きに悩み、寝不足に苦しむママやパパを1人でも減らしたい!」と思うようになり、まずはIPHIというアメリカの団体で「妊婦と子供の睡眠コンサルタント」の国際認定資格を取得しました。その後、乳幼児睡眠コンサルタントとしてコンサルティングを行いながら、YouTubeやInstagramなどのSNS、ブログなどで発信を行い、さらに専門的な知識を深めるために日本の医師が監修したCISAという団体のプログラムで「小児スリープコンサルタント」の資格も取得しました。