フジテレビ「ノンストップ!」、NHK「あさイチ」などで話題沸騰中の、片づけアドバイザー石阪京子さん。彼女のメソッドは、なぜ、片づけが苦手な人でも、きっちり片づき、その後もリバウンドせずきれいな状態をキープできるのか? どうして、これまで失敗を繰り返した人が、二度と散らからない「最後の片づけ」にすることができるのか?
片づけられない人たちの“最後の駆け込み寺”・石阪京子先生の大ヒット8刷の最新刊『一回やれば、一生散らからない「3日片づけ」プログラム これが最後の片づけ!』を引用しながら、石阪メソッドの心構えとテクニックを解説します。
限られた場所に収納する秘訣は「縦スペース」の活用
本書でも繰り返しお伝えしていますが、縦のスペースを有効活用するのはとても効果的です。3段ベッドにすれば、同じスペースに3人分の就寝スペース+収納スペースが確保できます。また、カラーボックスや背の低いラックを置いている場合、部屋の面積をとっている割に収納力が少なく、部屋が狭くなっています。それを壁面収納に変えるだけで、ぐっと収納スペースが増えます。
例えば、テレビの上。
テレビの置き場所は固定化しているので、確実にそこの床面積を奪っています。それにもかかわらず、上の空間は空いているという場合、そこはデッドスペースになっているんです。収納スペースがないからといって、カラーボックスを複数並べると、それだけ床面積を使ってしまい、部屋が狭くなります。
それよりも、テレビ台を壁面収納に替えて空間を有効に使うほうが、収納の容量が増えますし、耐震対策もすれば、背の高い家具を置いても危なくありません。
小物の収納も、徹底的に縦スペースを意識する!
また、縦のスペースを活用するというのは、家具以外のことでも応用が利きます。例えば、ストローや割り箸の置き場所。
ストローや割り箸のように、そんなに頻繁に使わないモノを引き出しの一番使いやすいところに入れてはいませんか? その一方で、吊戸棚の上部の空間が余ってはいませんか?
だとしたら、立ててしまいましょう。ファイルボックスに立てて入れれば、デッドスペースがなくなり、空間を有効に使うことができます。空間を最大限生かすためには、どうすればいいのかを考える習慣をつけると、スペースを生み出せるようになりますよ。
このように、大きなモノでも小さなモノでも、縦のスペースを有効活用すると、狭い部屋や場所でも、面積をとらずに十分に収納スペースを確保することができます。
いずれにしても、家具や収納用品を買うのは、「3日片づけ」が終わってから!「3日片づけ」の実際のやり方や、それをキープするためのラク家事、「15分リセット」の方法などの詳細は、拙著「これが最後の片づけ!」を、ご参照いただければと思います。