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消費者物価の前年比マイナス続く
米国に比べ川下分野では上がらない
日本ではしつこいデフレが続いており、物価が上がらないという評価が定着している。
確かに、消費者物価指数は、直近の7月も生鮮食品を除く総合で前年同月比－0.2％、生鮮食品とエネルギーを除く総合で同－0.6％と低下が続いている。特に、生鮮食品を除く総合は、12カ月連続の低下だ。
原材料価格が世界的に上がっており、米国では消費者物価も上昇して、FRB（米連邦準備制度理事会）が量的緩和の縮小を検討し始めているのに対して日本では、川上部門の物価は米国同様上昇しているが、川下の消費者物価が上がらない状況が続く。
日本銀行の2％物価目標の実現は難しくなるばかりだ。日本の物価は本当に上がらないのか。
