フェイスブックが知名度の高いユーザーには別の諸規定を適用している慣行を巡り、規定執行の説明責任を確実に果たすために同社が創設した監督委員会は、判断方法に明らかな矛盾があるとして見直す方針を明らかにした。監督委の調査は、フェイスブック社内で「クロスチェック(XCheck)」と呼ばれるシステムを巡るウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道を受けたもの。監督委はフェイスブックに連絡を取ったとし、数日中に説明を受ける見込みだとしている。クロスチェックは当初セレブリティーや政治家、ジャーナリストなど著名人のアカウントに対して取られた措置の質を管理する目的で導入された。WSJの確認した資料によると、対象は数百万人のアカウントに広がっている。重要人物リスト(ホワイトリスト)に分類され、規定執行を免除されるユーザーもいる。